【3歳1ヶ月】ハルジオン(だと思っていた花)とラムくんの寄り道

ラムくん

こんにちは、ひつじです。

自閉スペクトラム症(ASD)+軽度知的発達症を持つ3歳の男の子、ラムくんを育てています。

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ラムくんは、お花を見るのが好き。

保育園の周りに色んなお花が咲いているのですが、その中の白いお花がラムくんのお気に入り。

私と夫はこれを「ハルジオン」だと思ってラムくんにも教えており、ラムくんも「ハルジオン!」と見るたびに言うのですが…改めて調べてみると、ハルジオンにしては花びらが太い気がする。。

よくよく調べると、「ノースポール」(クリサンセマム、カンシロギク)という名前のお花でした。ラムくん、ごめん。子供に正しいことを教えるって大変だな。

というわけで、この記事の中ではもう「ハルジオン」でいかないと私も違和感しかないので、ハルジオンでいきます。ノースポールさん、ごめんなさい。

ラムくんは保育園から帰るとき、このハルジオンを真剣に愛でるので、最近はお迎えのあと、なかなか帰れず大変でした。教室から駐車場まで、毎日30分コース。。

ハルジオンは5箇所に分けて植えられているのですが、それぞれの前で立ち止まってじっくり愛でるラムくん。

別の親子に追い越されながら、「(ママ)ラムくんお花すきなのね」「(私)そうなんです〜、好きみたいで…」「(お友達)ラムくん、ばいばい!」「…(ラムくん、いつものようにお友達のバイバイを華麗にスルーし花を愛で続ける)」「(私)ほら!ラムくん!お友達にバイバイしよう!バイバーイ!」「(ラムくん)…」というやりとりが毎日あり、お友達のありがたさと、ASDっ子の親特有のしょっぱさと、ラムくんの分までつい愛想を振り撒いてしまう気疲れを感じつつ。

声をかけてもいっこうに進んでくれないので、人一倍力の強いラムくんを、ピチピチの大魚を抱えるようなスタイルで次のハルジオンのゾーンまでワープさせたり。全てのハルジオンゾーンで止まらないと気が済まないのです。

心の中で「第一ハルジオンクリア…」「そろそろ第四ハルジオンに強制移動させねば…17時過ぎちゃう…」と、まるで「ラムくんのハルジオンレース⭐︎」みたいなゲームの戦略を練るようにつぶやく私。

第五ハルジオン(5箇所に植えられたハルジオンの最後のかたまり)を過ぎると、もう駐車場が近く、他にも看板の字を読んだりと誘惑はあるものの、夕方以降のオペレーションの見通しがやっと立った気分になります。あふれる達成感。

最近は、ハルジオンがピークを過ぎたのと、ラムくんもややハルジオンに飽きてきたのとで、レースのフィニッシュまでの時間(駐車場に着くまでの時間)が早まって、私のエネルギーは帰宅後に少し残しておけるようになりました。次のターゲット(お花)は何かな…ビクビク…暑くなってくるしな。。

ちなみにハルジオンの前は、園庭に咲いていたチューリップに毎日夢中でした。

ラムくんは、お花をちょんちょん触って、あとはただじーっと観察するのが好き。ハルジオンは、真ん中の丸い黄色いところが特に気になるようで、「たこやき」って言います(笑)

日々の大変さをこんなに書き連ねておいてアレですが、ラムくんの好きなことを、こうやって伸ばしていけたらいいなと思っています。この集中力は、ラムくんの大切な特性。とことん付き合える心の余裕がほしいなあ。

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