【絵本】時計と日常生活を定点で描いた切り絵にワクワク「みんなのいちにち」(たけうちちひろ)

絵本・図鑑

こんにちは、ひつじです。

自閉スペクトラム症(ASD)+軽度知的発達症を持つ3歳の男の子、ラムくんを育てています。

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今日は、先週購入した「みんなのいちにち」(作・たけうちちひろ)のご紹介です。

時計とともに動く「みんなのいちにち」をカラフルな切り絵で

最近、時計が大好きなラムくん。

毎日時計を見ては「これなあに?」を繰り返し(こちらが「いまなんじ?」と正すと直してくれる)、よく聞いてくる時間については「もうすぐ7じ!」とか言ってくれます。

時計が出てくる絵本があると、ラムくんも楽しめるかなぁと思って探していたところで、私が一目惚れしたのがこちらの「みんなのいちにち」でした。

この絵本では、大きな時計とともに定点観測される7つのお部屋が、色鮮やかな切り絵によって描かれています。

朝7時のページでは、次々とパンを焼き上げるパン屋のおじさん、身支度をするお母さんと子どもたち、ネコと一緒に朝ごはんを食べるおばあさん…。

各部屋の小物が細かく可愛らしく表現されていて、大人の私も眺めているのがとても楽しい絵本です。出てくる人も、みんな良い表情をしていて、時計とともに豊かな時間が流れています。

現在時計に夢中なラムくんは、ゆっくり眺めたい私の手を振り払って、描かれた時計を読むため「6じ!7じ!」とすぐめくってしまうのですが。。

図鑑好きなラムくんはそのうち部屋の中をそれぞれ指さして「これなあに?」と言ってくれるはず、と期待する母です(笑)

この絵本を通じて、生活には「時間」が関係していることを、楽しく理解していってくれたらいいなと思います。

作者・たけうちちひろさんのご活躍にもワクワク!

今年発表の「第16回 ようちえん絵本大賞」にも選ばれた「みんなのいちにち」。

作者である絵本作家・切り絵作家のたけうちちひろさんは、関西圏を中心に、小学生以下の子供たちを対象とした造形絵画教室を主催されています。

「大人は楽しい。大人が挑戦している姿を見せよう」という思いのもと活動の幅を広げ、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に2年連続で応募し、入選されました。

枚方市PR大使として、現在開催中の大阪・関西万博でも「みんなで創ろう!この街の未来」プロジェクトに参加されています。

端材や廃材を使って未来の乗り物や建物を作るワークショップを行い、出来上がった子供たちの作品は万博会場等で展示されるのだそうです。

「みんなのいちにち」を読んでいてワクワクする気持ちは、絵の中からだけでなく、たけうちさんの生き方からも溢れ出ているんだなぁ…!同じ大人として、親として、とても励まされます。

全国各地で絵本原画展も開かれていて、現在は今回ご紹介した「みんなのおうち」の原画が、長野県安曇野市の「絵本美術館 森のおうち」で、6月30日まで展示されているそうです。

私も、ぜひいつか原画にお目にかかりたいと熱望しています。

すっかりとりこになった私

絵本「みんなのいちにち」(作・たけうちちひろ)のご紹介でした。

たけうちちひろさんの作品を調べては、次はどの絵本を買おうかとワクワクしている私。

そうそう、私自身も子供の頃から、この「みんなのいちにち」のように、画面の中のあちらこちらでいろんなことが起きている…というような作品を、細部までゆっくり見るのが大好きだったなと思い出しました。これは、息子・ラムくんの図鑑好きな傾向にも少し繋がっている気がします。

また、私自身の好きなものも、このブログで紹介していけたらなと思います。

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