こんにちは、ひつじです。
自閉スペクトラム症(ASD)+軽度知的発達症を持つ3歳の男の子、ラムくんを育てています。
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2歳4ヶ月から個別療育に通うラムくん。
通うまでの経緯と療育施設の決め手については、こちらの記事にて。

今日は、ラムくんが個別療育に通い始めてからの変化や、我が家なりの工夫についてご紹介します!
コミュニケーションの言葉が増えた
特に要求を示す言葉については、個別療育に通い始めた頃から、繰り返し先生に一緒に練習していただきました。

こちらの記事に書いたように、まずは「(先生)〇〇したい人!」「(ラムくん)はい!」のやりとりをできるようにするところから始まり、それができるようになると今度は「かして」を言えるように練習し。。
また、レッスンの始まりや終わりの挨拶も、毎回の練習の結果、最近はかなりできるようになりました。
保育園でもこういったことには日々取り組んでいると思うのですが、特に個別療育でよかったと思うのは、ラムくんの特性を最大限に利用しているというところです。

例えば、ラムくんは文字や数字が大好き。
「かして」を言えるようにするために、ラムくんが好きなフラッシュカードの下に「かして」と書いた紙を置いて、その都度ラムくんに読むように促していました。
また、「おなまえはなんですか?」「なんさいですか?」に対する回答も、毎回紙に書いたものを見せてもらうことにより、ラムくんが自分で言うのを促していました。
ラムくんは好きな文字が読めるチャンスをたくさんもらえて、レッスン中もご機嫌。言葉も促されるしで、これぞラムくんの特性を活かしたアプローチなんだなと、見ていてとても勉強になります。
子供が興味のあること、出来ることが分かるようになった
ラムくんの通う教室では、マジックミラー越しに親がレッスンの様子を見学します。
家ではどうしても遊びの幅が限られがち。また、保育園でいろいろな活動をしても、先生から聞いたりして親が知ることのできる情報は限られています。その点、個別療育では毎回あらゆる教具や遊びにチャレンジする様子を、リアルタイムで見ることができます。

絵本や図形遊びはノリノリだけど、制作系にはあまり乗り気でなさそうだな〜とか、こんな容器のフタをパカっと開けられるのか!とか、毎回見ているほうも、新たな発見が多いです。
個別療育をより効果的に!我が家の工夫
個別療育をはじめた頃から我が家で取り組んでいるのは、療育の内容やラムくんの反応を夫婦で共有すること。
個別療育に通うのは週1回で、両親のどちらかが付き添います。
レッスン中には、マジックミラーで見学しながら、療育の内容や、それに対するラムくんの反応を、スマホのメモに書き留めていきます。
レッスンのあと、そのメモを付き添いしなかったほうにLINEで送り、夫婦で共有しています。

こうすることで、交代で付き添いしても「これ先週はできてなかったけど、今回はできたんだな〜」などの毎週の変化がわかりやすくなります。
夫婦で課題を共有することで、家庭での取り組みにも落とし込みやすいと感じます。
また、療育は午後の少し眠くなる時間帯なので、「メモしてあとで送らなきゃ」とアウトプットすることを前提に見学することで、集中して療育の様子を見ることができます!
まとめ
今日は、ラムくんが個別療育に通い始めてからの変化や、我が家なりの工夫についてご紹介しました。
この記事のまとめ
・出来ないことに対して、その子ならではの引き出し方を工夫してもらえるのが個別療育の良さ
・あらゆる教具や遊びに取り組む姿を親が見ることができ、興味のあることやないこと、出来ることと出来ないことがわかるようになった
・毎回の療育内容や子供の反応を夫婦で共有することで、子供の変化がよりわかりやすく、見学中の親の集中力もアップ

我が家のASDっ子、ラムくんが2歳4ヶ月で個別療育に通い始めて、1年が経ちます。
ラムくん自身にも、親の私たちにとっても有意義な時間になっていると感じており、先生方には本当に感謝しています。
これからも、個別療育での学びを家庭生活にうまく落とし込みながら、ラムくんの成長を楽しみたいと思います!