突然ですが、日常生活で動画をどのぐらい撮りますか?
最近では、食べたものや日常のちょっとした風景を、スマホで写真に撮る人は多いと思います。
私もその一人で、外食したときに注文したものや、夫や友人が目の前でほおばる姿、街角で見つけた可愛いディスプレイ、きれいに巻けた卵焼き、新しく買った洋服など、つい色々とスマホカメラに収めてしまいます。
でもそれらはいつも静止画。動画って、イベントだったり、何かちょっと面白いことがあったときしか撮らないんですよね。
そんな私ですが、最近、日常を動画に収めておくことの大切さを知り、なるべく写真だけでなく動画を撮ろうと心がけています。
そのきっかけとなった出来事が最近2つあったので、ご紹介します。
友人と見た昔の動画で、10年前の自分に会う
動画をもっと撮ろうと感じた出来事の一つめは、10年前の動画を見て、若い自分に会えたという話。
先日、長い付き合いの友人数人でのオンライン飲み会で、昔の動画を見てみようという話になり、各々の端末やLINEグループに残っていた動画を見ました。
誕生日に計画したサプライズの瞬間から、普段の飲み会のワンシーンまで。私は自分ではほとんど撮っていませんが、友人がまめに撮っていてくれたおかげで、当時の自分たちの姿を動画で楽しむことができました。
写真を見るだけだと「これ、どこのお店だっけ?」とか「なんで笑ってるんだろう?」とか、記憶が曖昧な部分が多いですが、動画で当時の自分や人のセリフを聞いてそれらを思い出し、大変盛り上がりました。
そして、写真では分からない当時のはしゃぎぶりに「自分、若いなあ…」と懐かしい気分に浸ったのでした。
10年前の自分より老けたけど、この時代から色んなことがあって今の自分がいるんだな…と感慨にふけったり、今の自分ももっと頑張れるんじゃないかと、若い自分にパワーをもらったり。
当時は何気なく撮った動画ですが、10年後に自分たちをこんなに楽しませてくれるなんて。日常の動画は未来の自分にとっての資産になるんだと感じました。
30年前のビデオで、若い頃の両親に会う
動画をもっと撮ろうと感じた出来事の二つめは、30年前のビデオを見て、若い頃の両親に会えたという話。
私の両親は、私の赤ちゃんの頃からの成長記録をビデオに収めてくれていました。
普段、特に見ることもなかったのですが、今回私が出産したことをきっかけに、私が赤ちゃんの頃の映像を実家で見てみようということになりました。
赤ちゃんの頃の自分の姿を見るのももちろん面白かったのですが、それ以上に見られてよかったと思ったのは、一緒に映っていた若かりし頃の両親の姿。
夫婦の会話のやりとりがところどころに入っていて、今の私たち夫婦と同じように、育児を楽しんでいたことが窺えました。赤ちゃんである私をなんとか笑顔でビデオに収めようと必死でご機嫌を取ったり、私を差し置いて2人で盛り上がっていたり。
声もテンションも今とはちょっと違う、画面に映る30年前の両親。年老いた今、自分と意見が合わずイライラすることもありますが、両親にも今の自分と同じようなことをしているこんな時代があったのかと思い出すだけで、少し気持ちが和らぐ気がします。
おわりに:動画は、未来の心の応援団になってくれる
このように最近、昔の動画に励まされた出来事が2つ重なったことがきっかけで、今の自分の日常も動画にもっと収めよう!と心がけるようになりました。
子供がいると、どうしても子供の動画ばかり撮ってしまいそうになります。
しかし、できれば自分や夫、じいじとばあばになった両親、自分の今を一緒に過ごしてくれる友人の姿など、たくさん動画に収めておきたいです。
いつか画面の中で楽しく喋る姿が、自分や誰かの心の応援団になると信じて。
スマホでよく写真を撮るみなさん、たまには写真の代わりに、何気ない日常の動画を撮ってみてはいかがでしょうか?
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