【読書記録】「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本

読書記録

最近、私の心を30キロぐらい軽く、30メートルぐらい弾ませてくれた一冊を紹介します。

著者は起業家・小田桐あさぎさん。
出産後、開設したブログをきっかけに育休中に起業し、今では年商4億円。ドバイ在住。
仕事や結婚生活、育児などに追われて日々疲れている女性たちに向けて、「ちゃんとするのをやめる」「自分の本心で生きる」ことにより、自分にしかない魅力を覚醒させられる!と提唱し、講座やオンラインサロンを主催しています。

SNSで偶然見つけた彼女のYouTubeを見て、最初はそのキラキラした雰囲気に圧倒された私ですが、内容は「なるほど~!」とうなずいてしまうことばかり。
(インドかどこかに旅行したとき、毎日熱心に祈りを捧げているのに暮らしが豊かにならない人々を見て、頑張る方向が違っているのは致命的だ、という話が特に印象的でした)

そして、この本を手に取ってみたのです。
読んでから2ヶ月ほど、なかなかブログにまとめられずにいましたが、この2ヶ月間で私のマインドが大きく変わったなと感じるので、その点についてご紹介します。

睡眠と休息を何より大事にするようになった

もともと睡眠時間は多めに取りたいタイプの私。
でも、子供が産まれてからは、寝たいだけ寝てたらやりたいこと何もできない!という焦りが出てきて、睡眠時間を削っては自分の時間に充てていました。

しかも、せっかく時間があってもスマホをいじってダラダラ過ごしてしまい、自己嫌悪になりがち…。

この本を読んで、ダラダラ過ごしてしまうのは私の身体が疲れているからだと気づき、睡眠と休息をとても大事にするようになりました。

エネルギーのいることをするためには、何よりもまず睡眠・休息が必要。
睡眠時間を確保するために、普通は「ダラダラSNSを見る時間を減らそう」とか思うわけなのですが、著者・あさぎさんはそういう時間は必要で、減らすべきなのは仕事・家事・育児の時間なのだと断言しているのです。

仕事を休んででも、勇気を出してしっかり休息を取って、そろそろ暇に飽きたな~と思った頃にこそ、良いパフォーマンスが出来るのだと。

読了した私は、早速、毎日の生活からどうやって自由時間を捻出するかを考えてみました。
今は仕事はしていないので、減らしたいのはおもに家事の時間。

そして夫にも相談した結果、わずかながら我が家でも家事の時間削減に成功
具体的には、

・洗濯物を干す時間を省くため、乾燥機を導入
 我が家は洗面所が狭く、乾燥機の導入は半ば諦めていたのですが、もうそんなことは言っていられ ない!設置できるように水道蛇口の工事までしてもらいました。

・買い物の時間を省くため、生協に加入
 子連れで買い出しするのは大変だし、せっかくの休日の時間を買い出しに費やしたくない!アプリで簡単に注文できるし、思っていた以上に助かっています。

我ながら、読了してからの行動の早さに驚き。
そして、家事の時間が短縮され、少しですが自分の時間が増やせたことに感動するこの頃です。
もっと短縮したいなぁ、家事代行もいいなとか日々考えています。

それから、レトルトご飯に頼ることに抵抗がなくなりました。
夫が在宅勤務の日は、育休中で家にいるんだし昼食ぐらい作らなきゃ…という自分の勝手な思い込みがあったのですが(夫はレトルトでも全然いいと言ってる。私が自分を縛っていただけ)、それよりも自分の時間を増やしたいと考えるようになりました。とても気が楽になりました。
最近は、料理好きな夫が昼食を作ってくれることもあります。ありがたい。わたしもご機嫌になれます。

確保した時間で、読書したりアウトプットしたり、俗にいう「有意義な時間」を過ごすこともありますが、昼寝する子供の横でゴロゴロ寝たり、スマホをいじっていることも多いです。
そんなときは、自分の体が疲れているんだなと思って、いいパフォーマンスができる次の瞬間まで、ゆっくり休みます。

ワクワクしながらお金を稼いでみたくなった

今後の働き方について悩める私ですが、この本の中でとても響いたのが「お金は我慢代ではなく勇気代」という言葉。

お金は我慢代という言葉、よく言われますが、昔からなんかしっくり来なかったのです。
「我慢しないとお金がもらえない」という社会からの刷り込みによって、仕事が楽しくなくなってしまうような気がします。こんなネガティブな言葉をわざわざ使わなくてもいいのにと思っていました。

著者・あさぎさんは、私の長年のこの言葉への不満を、見事にポジティブな表現に言い換えていました。
自分から勇気を出して飛び込んでみること。
自分の魅力を見つけて、メルカリ感覚で自分の能力を売ってみること。
お金はそうやって入ってくるということです。

今までネガティブなイメージを持っていた「お金を稼ぐ」ことに対して、ワクワクしたイメージが湧くようになりました。

ちゃんとすることに疲れてしまった、すべての人に読んでほしい

著者・あさぎさんは、「ちゃんとしなきゃ」を卒業する具体的な手段として、「えっそこまで書いちゃっていいの?」と思ってしまうようなことを、どしどし挙げています。

例えば、印象に残ったのは
・仮病を使って会社休んじゃえ!
・副業しちゃえ!会社にバレたら言い訳で乗り切ろう!
・ブログ書いたりSNS見たり、そういうことは仕事中にしよう!
など。私は今すぐ実行する勇気はないのですが…(笑)

でも、読み終えて気づいたのです。これぐらい言われないと、人間変われないんだと。
効き目の強い処方箋を一気にガンガン入れられて、スーッと効いてきたような気分になりました。
私も含め、「ちゃんとしなきゃ」に疲れてしまった人は、これぐらいの極論で諭されてやっと「ちゃんとしない」方向に動こうとするのかもしれません。

育休も終わり、来週からは復職です。
社会復帰して疲れてしまったら、というか疲れる前に、この本の処方箋をうまく注入しながら、気楽にやっていこうと思います。

日々頑張っているのにうまくいかない、疲れてしまったすべての方に、ぜひ読んでほしい一冊です。

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