自宅保育をする全パパママに、全力で子育て支援センター通いをオススメしたい…!
今回の記事は、そんな思いのもとお送りします。
はじめに ~子育て支援センターとは?~
私は息子が生後6ヶ月を迎えた頃から、二人で地域の子育て支援センター(以下、支援センター)に通っています。
「支援センターって聞いたことあるけど、何?」という方もみえると思います。家とは違う環境のもと親子で遊んだり、ほかの親子や支援員の方と交流することができる施設です。
(正確には、これらの施設は厚生労働省が提唱する「地域子育て支援拠点事業」の一環で、ひろば型・センター型・児童館型といった分類があるそうですが、この記事ではまとめて「支援センター」と呼びます。)
通い始めて5ヶ月、いまや支援センターなしでは平日を生き抜けない!というほどには、私の自宅保育ライフに欠かせない存在となりました。
この記事では、私の感じる支援センターの良さについて、ご紹介します。
子育て支援センターに通う頻度
私の住む地域には支援センターが多く、通い始めたころは好奇心から、あちこちの施設に顔を出していました。
子供が11ヶ月になった現在は、そのうち気に入った4施設ほどに、それぞれ1~2週間に一度、お世話になっています。
つまり、週の平日5日のうち3日ほどは、どこかしらの支援センターに行っているということになります。
ほかのママたちの様子を聞く限り、私はけっこう頻度が高いほうだと思います。週に1回、月に1~2回、といった方も多いようです。
子育て支援センターに行ってみた理由
私が子育て支援センターに行ってみたのは、このような理由があります。
- 子育て中の友人知人から「支援センター」というワードを何度も聞いており、どんなものかわからないが漠然と気になっていた
- 1歳から保育園に通う前に、家とは違う環境や同年代の子供に慣れてほしかった
(まだ入園していないため、効果があったかは検証されていません) - 家での遊び方に限界を感じるようになった
ちなみに、本当は生後6ヶ月よりもっと早く支援センターデビューしたかったのですが、夏場にコロナが猛威を振るっていたためビビってしまい、感染状況が少し落ち着いた頃を狙ってデビューしました。
子育て支援センターに通う前に心配していたことと、その結果
これから子育て支援センターに通おうか迷っている方も多いと思いますが、私も次のようなことを心配していました。
- 習い事みたいに、継続的に通わないといけない雰囲気だったら面倒くさいな
- すでに他のママたちが仲良しグループになっていて、入りづらい雰囲気だったら嫌だな
ところが実際に子育て支援センターに行ってみた結果、上述のような心配は無用でした!
- 習い事みたいに、継続的に通わないといけない雰囲気だったら面倒くさいな
→ 前回来たときから間が空いても、今のところ全然気まずさは感じません。
数か月ぶりに来て「久しぶりだね~大きくなったね~!」と支援員さんに迎えられている子もいます。 - すでに他のママたちが仲良しグループになっていて、入りづらい雰囲気だったら嫌だな
→ ママが仲良しグループになっているのは、今のところ見たことがありません。支援センターって、良い意味で意外と個人プレイだなぁと感じます。
次の項目で、詳しくお話しします。
子育て支援センターでの、他のママとの距離感は?
私が支援センターに通う前に心配していた、他のママとの距離感。
先ほど挙げたように、すでに他のママたちが仲良しグループになっていたら入りづらいんじゃないか。
また、他のママとも少し交流してみたいけど、連絡先交換したり、お互いの家に遊びに行くような間柄になるのはちょっと、面倒くさいかも…なんて思っていました。
でも、大丈夫でした。支援センターって意外とみんな個人プレイで、ほかのママとはつかず離れずのありがたい関係を保っています。
支援センターに行くと、親子が1組ずつ点在して各々遊んでいます。
たまに子供同士が近づいたときに、それとなくどちらかのママが「6か月なんですね!離乳食はじめましたか?」とか聞いたりして(子供の服にシールの名札を貼るので、下の名前と月齢は分かる仕組みになっている)、そこから「はじめたんですけど、全然食べなくて~。お宅は食べますか?」と、当たり障りのない会話が始まったりします。
おとなしいママだったり、子供が向こうに行っちゃったりして始まらないこともありますが、気まずい雰囲気を感じたことはないです。
たまに、親しげにお話ししているなぁという方々を見かけますが、よく聞いてみるとその場で知り合っただけだったり。
何度も通っていると顔見知りの親子も増えてきますが、支援センター以外で会おうとか、そういった話にもなったことがありません。
でも、顔見知りのママも、初めてお会いしたママも、息子のことをとても可愛がってくれるし、私も息子と同じぐらいの月齢の子がよちよちと近づいてきてくれることに、喜びを感じています。
共に子育てに挑む同志、といったところでしょうか。受験生の頃、塾で同じ講座を受講した学生と、ちょうど同じぐらいの距離感。
皆さん、つかず離れずの距離で楽しみたいというスタンスが同じなのかなと感じます。
(とか言って、よくお見かけする方々、みんな実はLINE交換してますとかだったらどうしよう…モジモジ)
子育て支援センターのメリット
私が支援センターに通って感じているメリットを挙げます。
- 家族以外の大人と話せる
- 我が子を可愛がってもらえる
- 我が子を客観的に見ることができる
- 強制的に親子で遊ぶ時間が出来る
- テレビに頼らなくなる
- おもちゃ選びや遊び方のヒントが得られる
- 子育てや保育園の情報が得られる
おっ、どんどん出てくるぞ?収拾がつかないぞ?(笑)
順番に見ていきます。
- 家族以外の大人と話せる
→ 言葉の通じない子供と2人の生活の中、夫や実家の家族以外の大人と話せるのはとても貴重です。
私は、元々そんなに社交的なほうではないのですが、支援センターで支援員の方やママたちとお話しするようになり、想像以上に「おしゃべりのできる場所」を求めていたんだなと感じます。 - 我が子を可愛がってもらえる
→ 第三者に我が子を可愛がってもらえると、自分の思っている我が子の「可愛い!」に共感してもらえているような気がして、親として満たされた気持ちになります。
支援員の方は、みなさん子供が好きです。支援センターに通う前、1対1の育児に疲れて「もっと息子を全力で可愛がりたいけど、気力が持たない…」なんて思うこともありましたが、いつも支援センターに行くと支援員の方々が息子にめいっぱいの笑顔を向けてくださったり、あやしてくださったりして、そんなもどかしい気持ちが満たされました。とても感謝しています。 - 我が子を客観的に見ることができる
→ 支援センターに通うようになり、「赤ちゃんにも個性がある」ということに気づきました。
ベビーマッサージのイベントに参加したとき、同月齢の子の中で息子だけのけぞりまくって、仰向けになってくれませんでした。そのとき、「えっ、寝返りする赤ちゃんってみんなこういうとき、のけぞるんじゃないの?」と、息子のみによって築かれていた私の中の「赤ちゃんの常識」を覆され、衝撃を受けました。
身体の大きさや発達段階(ハイハイが早い遅い、など)だけでなく、行動や声の出し方、表情など、一人ひとり違うんだなということを実感し、息子のことがますますいとおしくなりました。 - 強制的に親子で遊ぶ時間が出来る
→ 家で二人で遊んでいると、こちらが「飽きてきたな…」と感じることもあります。(息子よ、ごめん)
かと言って、一人遊びするのをあまり長い時間放置してしまうのも、なんだか罪悪感を感じてしまうんですよね。特に、こちらをじーっと見られていると、一緒に遊ばなきゃという気持ちになってしまいます。
支援センターでは、親は子供から目を離さないようにしなければいけません。なので、支援センターにいる時間は強制的に、子供にピッタリくっついて遊ぶ時間になります。
そして不思議と、家で遊んでいるよりも、時間が経つのが早く感じるのです。家と違うおもちゃがたくさんあったり、他の親子がいたりと、家よりも周囲の環境に時間的変化があるからでしょうか。 - テレビに頼らなくなる
→ 赤ちゃんに画面の見せすぎは良くないと言われます。でも、見てしまうんですよね…。
テレビをつければ子供もおとなしくしてくれるし、私もテレビの音がないと寂しくて、つい見てしまいます。
支援センターで過ごす時間はテレビを見ないことになるので、帰ってから少々テレビを見ていても、「一日中見ているわけじゃないし、まぁいいか!」と思えます(笑) - おもちゃ選びや遊び方のヒントが得られる
支援センターには、さまざまな月齢に合わせたおもちゃが用意されています。
「新しいおもちゃを与えてみたいけど、どんなおもちゃが気にいるかわからない」「家が狭いから、おもちゃを増やしたくない」という場合には、支援センターがピッタリです。
我が家では、支援センターで子供が食いついていたおもちゃを参考に、いくつかおもちゃを購入しました。最近では、支援センターにいるときに車のおもちゃでよく遊ぶようになったことに気づき、「はじめてのトミカ」を購入しました。
大きなおもちゃは、子供が気に入ってもなかなか買うわけにいかないので、気に入ったおもちゃのある支援センターに足繫く通うことにしています(笑)
また、手作りおもちゃが用意されている支援センターも多く、家での手作りおもちゃの参考になります。
ある支援センターに、サランラップの芯にビニールテープを巻いただけのおもちゃがあったのですが、それに息子が「これぞ僕の待っていたおもちゃデス!!」と言わんばかりにめちゃくちゃ食いついていて。
家でも同じものを作ったら、半年経った今もおもちゃ箱の1軍として大活躍しています。
子育て支援センターのデメリット
支援センターに通って、今のところ困っていることはありませんが、強いて挙げるとこんな感じです。
- 感染症のリスクがある
息子は幸い、まだ支援センターで病気をもらったことはありません。
でも、他の親子もたくさんいる場所なので、家にいるよりは必然的に、感染症のリスクは高くなると思います。
最近はコロナの影響で、1日に受け入れる人数を少なめに設定している支援センターが多いようです。初めての施設に行くときは、密度が高すぎないか、部屋が換気されているかなども、気にしておくと安心です。 - おもちゃを使い回すので、気になる人もいるかも
おもちゃを舐める子も多いので、無防備におもちゃを使い回すのには私も抵抗があります。
舐めたおもちゃは専用のバケツに入れる、親がおもちゃを消毒してから元の場所に戻す、など施設によって対応は様々です。私の通う支援センターの1つでは、支援員さんが常におもちゃの消毒に回ってくださっていて、毎回とても安心できます。
こういった対策についても、初めての施設に行くときには確認すると良いです。対策が不安だなという場合は、服のポケットに除菌シートをしのばせておくと、子供が手を伸ばしたおもちゃをさっと消毒できて安心です。
子育て支援センターに予約は必要?行く時間帯は?
今はコロナで、事前予約が必要な支援センターが多いです。電話で予約する施設が多いですが、中にはネット予約を導入している施設もあります。
とは言え、子供のコンディションとか自分の気分とか色々あるし、思い立ったときにチャッと行きたいんだよな~という方は多いですよね。私もそうです。結局、当日の朝になってから「今日、まだ定員空いてますか?」と電話することが多いです。他のママもそうやって、直前まで予定が決められないとおっしゃる方が多いです。
人気の支援センターだと、早めに予約しないと定員いっぱいになってしまうので、そういう施設に行きたいときは、少し気合を入れて予約します。
当日、無事に行けたら「私、2日前からの予定通りに行動できた…!」と、出産前は難なくこなせていたことに、達成感を味わいます。
時間帯については、午前枠(10~12時など)と午後枠(13~15時など)に分けて予約を受け付けて、枠の中で自由に出入りできるという施設が一般的のようです。この時間に間に合わせなきゃというのが無いので、気楽に通うことができます。
初めて利用する支援センターでは、こういった利用方法について、支援員さんが説明してくださいます。複数の施設を利用していると利用時間や予約方法などごちゃごちゃになってしまうので、家では施設別にチラシや利用案内をファイリングしたり、各施設のSNSをフォローして情報をチェックしたりしています。
まとめ ~とってもオススメ!支援センター~
この記事では、わたしの感じる支援センターの良さについて、ご紹介しました。
幸いにも、私の場合は住む地域には支援センターが多いことと、日中に車移動ができることにより、複数の支援センターに通ってそれぞれの施設の良さを享受することができています。
同じ学区内の支援センターでは、支援員さんや上のお子さんがいるママから、保育園の情報をたくさんいただいています。
少し離れたところにある別の支援センターでは、海外ブランドのおもちゃがたくさん用意されていて、私が知育玩具に興味を持つきっかけになりました。
近隣に支援センターが少ない、移動手段が徒歩や電車しかないといった理由から、支援センターが遠のいてしまう方もみえると思いますが、個人的には少し足を伸ばしてでも、一度行ってみることをオススメします。
通う頻度は少なくても、自分自身のリフレッシュになったり、育児のヒントが得られたりと、きっと自宅保育ライフの糧になると思います。
この記事が、支援センターに行こうか迷っているパパママの背中を、ドーンと押せることを願っています!
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